インタビュー

  • HOME
  • インタビュー

がんの早期発見のために、患者さまの目的に応じた検査方法をご案内します

検査目的は患者さまそれぞれ異なります。内視鏡をあげると、早期発見を目的とする方には苦痛の少ない経鼻内視鏡をご案内し、がんの疑いがある方には胃の中の状態がより観察しやすい経口内視鏡をご案内します。患者さまの目線で考えた検査をご提案します。

説明や診察など心がけていることは何ですか?

難しい専門用語で説明する際は、患者さまがご理解できる言葉に置きかえてお話していますね。たとえば、内痔核と言ってもピーンと来ないと思うので、「いぼ痔のことですよ」とわかりやすくお伝えするように心がけています。

患者さんへの対応でスタッフに徹底させていることはありますか?

大切な家族やパートナーと同じように接するようにと指導していますね。

いぼ痔の痔核硬化療法(ALTA療法)とはどのような治療法で、手術と違いどんなメリットがありますか?

痔核硬化療法(ALTA療法)とは、ジオンという薬液を内痔核に直接注射することで痔核を改善させる治療法です。皆さんがイメージするようなメスを使った手術ではないので、痛みが少なく出血もほとんどありません。そのため、日帰りで処置を終わらせることができ、手術後もきちんとアフターケアいたします。なお、過度な飲酒や座りっぱなしの姿勢でいると再発する可能性がありますので、注意が必要です。

上部内視鏡検査(胃カメラ)は患者さんに合わせて検査をおこなっていただけるとのことですが、具体的にどのような対応をしていますか?

上部消化管内視鏡検査、いわゆる胃カメラであれば鼻から入れる方法と口から入れる方法があります。鼻から入れる方法であれば、ファイバーが細く舌の付け根を押さえないので、嘔吐やえづきが少なくなります。ただ、もともと鼻の中が狭い方では無理に入れると痛みが強く、鼻血がでてしまったりします。

そのような方には口からのカメラをご提案します。また、口からのカメラは鼻からのもと比較して、画像がより鮮明になるので胃のなかの様子がさらに詳しく確かめられる利点があります。といっても、やはり嘔吐などの苦痛が心配であれば、鎮静剤を使用して眠った状態での検査を行います。

感染症対策・衛生面に関して取り組んでいることはありますか?

内視鏡検査で使用した器具は、学会に定められたガイドラインに準じて専用の洗浄機で洗浄し、感染対策に努めています。

(院長に質問)
なぜ診療時間を長くとっているのですか?

昔、勤めていた病院が夜8時まで診療していたため、その影響が大きいですね。当院は介護保険の開始と同時にデイケアサービスをはじめ、昼休みの時間も短くしました。

患者さんへの対応や診察する上で心がけていることはありますか?

地域に密着した診療を心がけています。個人的な意見になってしまいますが、私は住み慣れたご自宅で最期を迎えることが幸せだと思っております。そのため当院は、デイケアサービス施設も併設し、リハビリのサポートから訪問診療・介護もおこなっています。最後の時を迎えるまで支えていきたいと考えています。