痔の治療

痔の日帰り手術

日本人の3人に1人が痔に悩んでいるとされ、痔にはいわゆる『いぼ痔』『きれ痔』『あな痔』があり、このなかで『いぼ痔』といわれる内痔核がもっとも多いとされています。内痔核は肛門の中に血管のこぶ状の塊が出来て、これが成長し大きくなると周囲の組織を引っ張って外に飛び出すようになります。悪化すると脱出や出血を繰り返し、肛門の違和感や痛みの原因となります。当院では脱出がなく出血を繰り返す内痔核に対して「硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸(ALTA)による注射療法」による日帰り手術を実施しています。ALTA療法はメスで切ることなく、ジオンという専用の薬液を痔核に注射することで痔核を固めて小さくし、脱出と出血を改善するものです。手術時間は10~15分程度で、術後の痛みはほとんどなく日帰りで行うことができます。

ALTA療法(ジオン注硬化療法)とは

ALTA療法は肛門外に脱出する内痔核(排便時に出てくる、あるいは普段から出たままになっているようなイボ痔)に対する注射治療薬です。出血や痛みも少なく注目されている治療方法です。投与後、痔核に流れ込む血液の量が減り、痔核が縮小するとともに、周囲の支持組織が痔核を釣り上げ元の位置に固定し、脱出が見られなくなります(1週間から1カ月)脱出や肛門のまわりの腫れがなくなります。
※ALTA療法は保険診療です。

ALTA療法(ジオン注硬化療法)のメリットとデメリット

●メリット
(1)切除術と比較して痛みや出血が少なく、日帰り治療が可能です。
(2)治療費が結紮切除術の1/3~1/2程度(保険診療の場合)です。
(3)肛門機能障害のリスクが低い治療法です。

●デメリット
(1)再発の可能性はゼロではありません。
(2)外痔核に対しては適応がなく、すべての痔核の治療ができるわけではありません。